『このコラムは、年6回パートナー企業様向けに発行しているリーフレット、「LANDMASTER NEWS」に掲載されたものです。』
当社がランドマスター事業を開始したのが、2014年。現在は、パートスタッフを含めると、100名以上の体勢となりましたが、当時は、3名程のスタッフから事業を開始し、組織の急速な拡大を志向していたため、マネジメントの壁に正面からぶつかることになり、当時から人の問題では大きな悩みを抱えておりました。
そんな時期に、テレビ東京「ガイアの夜明け」(2015年6月23日放映 快進撃スーパーの裏側 驚きの人材力!)を見てこれだ!と思いました。
番組は、エブリイという広島の中堅スーパーが自社開発した「類人猿分類」という性格分類の考え方を実際の組織運営に導入し、大きな成果を上げているという内容でした。
具体的には、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボという4つの類人猿の行動傾向の違いを社員に当てはめて、社内の人材配置に役立てており、その結果職場で良好な人間関係を構築し、売上アップにもつながっているというのです。
私はすぐに、書籍『類人猿分類公式マニュアル・人間関係に必要な知識はすべて類人猿に学んだ』を購入し、エブリイの関連企業が主催するセミナーにも参加しました。
人材育成に関する性格分類に関しては、他にもソニーやトヨタが導入している「エニアグラム」がありましたが、分類が9種類という複雑な内容でしたので、4種類という分類は、非常に理解しやすいものでした。
まず自分と他人は違うんだという当たり前の事実をこの「類人猿分類」を学ぶことで自然と実感することができるというのが、大きなポイントです。
他者との相違を認識することで、他者を恕すことが容易になり、また自分の性格を他者に認識してもらうことで、不要な諍いが減ります。
現在当社では、入社時に自分の分類を判定し、それを全員で共有できるようになっております。
職場の仲間がどうも理解できない。恕せない同僚がいる。家族なのに分かり合えない。等、人間関係での悩みを抱えている方に是非お勧め致します。