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社長コラム
2020.07.01

コロナ禍によって変わる働き方と労働生産性

『このコラムは、年6回パートナー企業様向けに発行しているリーフレット、「LANDMASTER NEWS」に掲載されたものです。』

 

 この度の新型コロナウイルスにより罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

パートナー企業の皆様におかれましては未曽有の災禍とはいえ、一致団結してこの難局に立ち向かわれていることと存じます。

 さて、この状況の中でも企業活動にとって思いがけない肯定的側面があったのも事実です。当社にとっては予てよりの課題であったリモートワークの実現です。

 緊急事態宣言のあった4月初旬から社員及びパートタイマー、スタッフ全体の9割のリモートワークを実施しました。以前よりデータのクラウド化や、情報共有のためのSNSアプリを導入しておりましたので、PCの自宅への発送に時間が多少かかったことや、ヘッドセットの品薄等のいくつかの問題を除けばスムーズなリモートワークの実現が可能でした。この際、一番のテーマはウエブ会議アプリの選択です。アプリの使い勝手が悪いとミーティングやチームワークの質が下がってしまいます。『Microsoft Teams』『Google Meet』『Zoom』『Messenger Rooms』と様々なアプリを検証しましたが、現在の時点で『Zoom』を利用しております。導入に当たっては、「Zoom昼食会」や「Zoom飲み会」でZoomに慣れてもらうところから始まり、現場のフィードバックを取り入れながらウエブ会議のルール作りをしております。

 リモートワークで変化することは、仕事の成果物が明確になることです。今までは朝、出社して夕方まで会社に在席し、その間当日の自分の仕事の成果の目標を立てるスタッフは殆どいないのではないでしょうか?ところが、リモートワークでは、今日の仕事の成果が明確になるため、事務職でも営業職のような純粋な結果評価が可能になります。メディア等では事務職のリモートワークの評価は難しいとの記事が目立ちますが、逆に非常に単純でクリアになるのではないかと思います。今後当社では、担当する業務内容や範囲、難易度、必要なスキルなどを明確化するために、今後は「職務記述書」(ジョブディスクリプション)を導入し、ジョブ型雇用を進めて行く予定です。

 また、採用に関しても革命的な変化が起こると考えております。まず全国どこにお住いの方でもリモートワークが可能な方であれば採用の対象となります。仮に北海道・旭川在住で周辺に勤務できる企業が無く、高いスキルをお持ちで仕事に対してのモチベーションが高い方にとっては、テレワークでのスタッフ募集は今までに無い世界です。そして採用側にとっては「外注」も含めて優秀なスタッフを採用するための対象が何十倍にも広がるのです。

 更に、インターネットを利用した仮想PBXを活用し、夜間の物件反響対応に12時間の時差があるブラジル・サンパウロ在住の日本人が対応することも可能です。今後、「デジタルトランスフォーメーション」(Digital transformation)の導入によって、生産性が低いと言われ続けている日本の「仕事」の世界は大きく変わっていきそうです。

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